連休明けとは程遠く、こんなに爽やかな風が吹く5月半。
以前からどうしても見たかった二つの展示会場へ足を運んできました。
一つは国宝薬師寺展と、「乳白色の肌」で人々を魅了し、フランスにおいてもっとも有名な画家藤田嗣治の作品を見てみたくて、作品に真摯な気持ちで接したく思い、久しぶりに着物を着て会場に向かいました。
着物姿で街を歩いていると、風がとても心地よく清々しい気持ちになりました。
そんな中、偶然県中央公園の伐採現場を目にし、何とも言えない気持ちになりました。
中央公園は学生時代にお友達とおしゃべりに花を咲かせたり、子供たちが小さい頃に鬼ごっこをしたりして走り回った思い出が蘇り、寂しい気持ちになりました。
新幹線の開通に向けて、金沢の町が変化していくのは仕方のない事だと思いますが、金沢市民の大切な思い出の詰まった場所だからこそ、昔の面影を残しつつ、市民が自然の中で木々に癒される場所になってほしいと願っています。
ラ・リベルテ 見山 由美子